ナユタの蓄電システムへの取組(歴史)

電気自動車開発の経験

設立当初より、リチウムイオンバッテリに着目し、大手自動車メーカー様と共同で電気自動車における電源・充電システムの開発に携わってきました。

また電動アシスト付自転車においても、バッテリー充電器や検査器等を開発。リチウムイオン電池のコントロール基板(BMU)の開発など20年以上前から電池に関する技術蓄積を行っておりました。


インバータ技術の確立

2005年、「直流から交流へ変換する機器の世界最小を作ろう!」という社内スローガンからDC/ACインバータ(DA1000-B)を1Uラックマウントタイプで完成し当時の最先端技術として話題となりました。

その技術は現在でも大手携帯電話の中継基地局などの通信業界へ貢献しております。


医療機器用蓄電装置の誕生

2007年、都内某大病院より、MRI施設内にある精密機器に対して、MRIのノイズに干渉されない綺麗な正弦波を供給する可動式蓄電システムを開発して欲しいというお声に対して開発した鉛電池を使った製品「Mobil C2 Power – Medical」を完成。これにより、独自の蓄電システム技術と運用経験を得る事が出来ました。


リチウムイオン蓄電装置 CUBOXの誕生

今まで蓄積されたリチウムイオンのノウハウと蓄電システムのノウハウを総合して、2010年に「リチウムイオン蓄電装置 CUBOX」が完成(市場へのリリースは2012年)、現在では防災・医療市場にて広く活躍しております。


カスタム蓄電システム開発の多様化

今までオリジナル製品として0から全てを我々が開発し、そして運用時の不具合やトラブル等を多く経験した結果、現在は多くの企業様からカスタムでの蓄電システムの開発依頼を受けております。医療機器用バックアップシステムはもちろんの事、産業用ロボット用バッテリ、産業機器用バッテリ、中継基地局用バッテリ、通信機器用バッテリ、軍事用バッテリ等・・・・

我々は、蓄電システムにて最も重要な、インバータ技術・充電技術・電池技術そして運用経験を豊富にご提案できます。是非一度お問合せ頂ければ、全てを解決できます。

災害医療現場で信頼できるリチウムイオン蓄電装置 CUBOX

2011年に発生した東日本大震災により、企業・自治体の防災対策、BCP(事業継続計画)対策に対する考え方が大きく変わりました。例えば東京都では、災害発生時に帰宅困難者となる社員が、3日間にわたり会社に待機できるよう備蓄をする条例(帰宅困難者対策条例・努力義務)が制定されました。災害時の備蓄といえば、水や食料、毛布等を思い浮かべますが、電気機器に囲まれた生活をしている我々にとっては「電源の確保」も不可欠になっています。

これに対してリチウムイオン蓄電装置 CUBOXは、スイッチひとつで稼働させることができるので、どなたでも簡単に電源の確保をすることができます。今後の防災・BCP対策(電源の確保)としては自家発電機・ポータブル発電機以外にも最低限の電力を確保する為に、誰でも使用できる蓄電池、バッテリーの導入は必須です。

災害医療現場で信頼できる蓄電池CUBOXは、精密機器への安定した電源として、活躍しています。