ナユタの医療機器用電源技術の特徴

【小型・軽量化】

医療機器のみならず、電子機器の部品の中で一番大きいのは電源です。この電源をいかに小型・軽量化の実現が、製品サイズそのものに大きく影響してきます。

18年前には超音波診断装置において、スイッチング電源特有のノイズがカラー画像への影響を与えない、精度の高い電源を開発。世界初の技術を提供しました。この事により、超音波診断装置の製品サイズが従来より、1/4の小型化を実現しました。


【高効率化】

内視鏡カメラ用電源では、高効率化を実現。これにより装置そのものが小型化され、病気の早期発見に貢献できるようになっただけではなく、内視鏡の対象領域が広がり、また診断に加えて、内視鏡を使っての「治療」が可能になり内視鏡の可能性に対して大きく貢献しました。


【可搬型機器への蓄電制御技術・ハイブリッド技術】

医療機器用蓄電装置 Mobil C2 Power – Medicalは医療システム全体のノイズ対策として開発した製品でしたが、この成功により、リチウムイオン版としてリチウムイオン蓄電装置 CUBOXが誕生しました。

また、これと平行して『既存の医療機器に対してバックアップ電源を内蔵したい』というニーズに対応すべく、DC/ACインバータ・充電技術の構築を行い、現在様々な製品へバックアップ・ハイブリッド電源を開発しております。


医療機器用カスタム電源開発の事例

医療機器の電気安全規格であるIEC60601-1 Ed.3に適合出来る電源開発を行い、数多くの製品を開発しています。

  • 超音波診断装置用電源
  • 超音波断層装置用電源
  • 眼科検診装置用電源
  • 眼底カメラ用電源
  • 内視鏡装置用電源
  • 生体情報モニター用電源
  • 鍼電極低周波治療器
  • 血圧計用電源
  • 超音波診断装置リモコン用非接触充電器
  • 医療機器用バックアップ電源

確かな技術力と経験でお客様のご要望に対して熱く、柔軟に対応しております。

災害医療現場で信頼できるリチウムイオン蓄電装置 CUBOX

2011年に発生した東日本大震災により、企業・自治体の防災対策、BCP(事業継続計画)対策に対する考え方が大きく変わりました。例えば東京都では、災害発生時に帰宅困難者となる社員が、3日間にわたり会社に待機できるよう備蓄をする条例(帰宅困難者対策条例・努力義務)が制定されました。災害時の備蓄といえば、水や食料、毛布等を思い浮かべますが、電気機器に囲まれた生活をしている我々にとっては「電源の確保」も不可欠になっています。

これに対してリチウムイオン蓄電装置 CUBOXは、スイッチひとつで稼働させることができるので、どなたでも簡単に電源の確保をすることができます。今後の防災・BCP対策(電源の確保)としては自家発電機・ポータブル発電機以外にも最低限の電力を確保する為に、誰でも使用できる蓄電池、バッテリーの導入は必須です。

災害医療現場で信頼できる蓄電池CUBOXは、精密機器への安定した電源として、活躍しています。